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連載・考える身体 第7回

第7回のテーマは「頭の支えと全身の関係」です。

前回は、肩の緊張をほぐし、腕の動きを自由にすることによって肩の動きを改善するレッスンを取り上げました。その結果、首の緊張が取れて頭が自由に動くようになり、さらに全身の動きも改善されたと思います。

身体の各部は単なる部品ではなくて、全身の各部との有機的なつながり、生きた関係を持っています。部分の緊張は全身の動きを妨げる要因となりますが、全体との関係を発見できるようなやり方で部分の動きを改善すれば、身体各部は全体との有機的な関係を取り戻すことができます。この場合のキーワードは、フェルデンクライスのいう「アウェアネス」(目覚めた意識)です。少し長くなりますがモーシェの文章を引用しておきます。

「チベットの寓話がある。それによるとアウェアネスをもたない人間は欲望という何人もの乗客が乗り込み、筋肉で馬につながり、馬車そのものが骨格となった旅人たちの一行にたとえることができるという。意識は居眠りする御者である。御者が眠っていると、馬車はあてどなくあちこち引きまわされるであろう。乗客はみな勝手な方向を目指し、馬はでたらめな道をとる。けれども、ひとたび御者がぱっちりと目を覚まして手綱をとれば、馬は正しく馬車を導き、全ての乗客をそれぞれの目的地へ運んでくれるであろう。
 このようにアウェアネスが、感情、感覚、運動、思考と一体になることができたときには、馬車は道をあやまたずにひた走る。すると、発見が、創造が、革新が、そして「悟り」が可能になる。おのれの小さな世界とまわりの大きな世界がひとつのものにほかならず、この統一の中で自分がもはや独りではないことを体得するのである。」(『フェルデンクライス身体訓練法』p.75)

今回は、部分と全体の関係、つまり頭の支えと全身との関係をより明確に実感し、自分自身に対する「気づき」を深めるレッスンを2種とりあげました。
レッスン11 頭を固定して全身を捻る
レッスン12 スフィンクスの姿勢で

(演劇雑誌「テアトロ」4月号 発売中)

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プロフィール

安井 武

Author:安井 武
フェルデンクライス研究会主宰
FCJ(Feldenkrais Club Japan)
演出家(劇団俳優座)
IFF 認定 Feldenkrais Practitioner

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