スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

声のレッスンとは

今週末から「声のレッスン」がスタートしますので、内容について大まかな見取り図を記しておきます。メインタイトルは取りあえず[自然な声を拓く=フェルデンクライス・メソッドによる声のレッスン]とします。取り上げるテーマは以下の通りです。

序論:
 ・声の自己イメージ
 ・声のレッスンの階段
 ・呼吸レッスンと声のモチベーション
1:最初のレッスン(ウォーミングアップとしての呼吸のレッスン)
2:呼吸と声の中心
3:呼吸の改善と声の支え
4:首と胸郭の解放
5:声の通り道をひらく
6:声の土台と下部の共鳴
7:上部の共鳴を拡げる
8:上部の共鳴を統合する
9:共鳴の階段からことばへの手がかり

どの程度のペースで進行するかは参加下さる方々の状態をみながらになりますが、4回か5回で上記のテーマを一通り消化することができると思います。

声のレッスンの階段は、一度昇ったからと言ってそれで終わりとは限りません。もちろん一回である程度の土台は身につくと思いますが、それを本当に自分のものにするには、何回か体験するに越したことはありません。私自身もそれぞれのテーマをさらに深めながら様々なアプローチを試みて、参加下さる方々の多様なニーズに応えたいと思っています。

声のレッスン日程は現在4月24日(土)と5月8日(土)の2回が決まっています。以後は毎月1回のペースで続けたいのですが、6月以降の日程は未定です。

スポンサーサイト

自然な声を拓く

フェルデンクライス・メソッドによる自然な声の開発

「テアトロ」2009年1月号より抜粋

レッスンをはじめる前に
 声は演劇をはじめて以来たえず追い求めてきた課題でした。理想の声とはどんな声なのか? 美しい声、きれいに響く声、強い声、よく通る声、大きい声、等々、養成所の生徒や劇団の俳優たちに良い声とはどんな声かと訊くといろんな答えが返ってきます。これらはいずれも大事な要素には違いありませんが、いちばん大事なことが欠けています。私は「生きた自然な声」こそが求められる最良の声だと考えています。
 ただ一言でそうはいっても、そこにはいろいろ複雑な問題が潜んでいます。美しく響くよく通る声が必ずしも人の心を動かすとは限りません。強くて大きいだけの声は時にはうるさくて逃げ出したくなります。では「生きた自然な声」とはどういう声なのか? それについて考えてみましょう。
 端的に言いますと、人はそれぞれに違う声をもっています。よく「文は人なり」と言いますが「声は人なり」という言葉の方がもっと納得できると思います。声はその人の全人格、全生活史を背負っています。その人がいま出している声はもっともその人らしい声であることには間違いありません。ならばなぜそれをあえて変えなければならないのかということにもなりますが、もっと良い声を出せるようになりたいという願望は殆どのひとが持っているようです。
 では問題を別の角度からみることにしましょう。人はだれしも生まれてから多くのものを学んで身につけながら成長します。後天的に学ぶことを広い意味での「学習」といいますが、人間はほかの動物に比べてこの学習能力がずば抜けて高い動物です。生まれながらに身につけている能力を本能といいますが、人間は本能に比べて生まれてから獲得する能力、つまり学習する能力が他の動物に比べて格段に高いのです。人間は言語を使い、各種の道具を使いこなし、複雑な身体表現を身につけ、種々のメディアを使って芸術的表現を生み出し、コンピュータを使って複雑膨大な情報を管理する能力を習得することができます。
 しかし、人間は生まれてから成長する過程で、間違った、あるいは不自然な学習をすることからも免れることはできません。つまり成長するにつれて不自然な学習の量も増えてくることになります。私はそれを「癖」と呼ぶことにしていますが、言いかえれば成長することは多くの癖を身につけることでもあります。しかしその癖は大抵の場合、その人が本来もっているはず能力の実現を妨げる働きをします。癖と個性は異なります。癖を個性だと思ってそれに安住していては自分の能力を十分発揮することはできません。癖から自由になったとき、はじめてその人の個性は輝き、持てる能力を発揮できるようになるのです。
 癖から自由になるといっても、どうすればいいのでしょうか? それは自分で自分の癖に気づくことからしか始まりません。日常のちょっとした癖ならば、他人に指摘されればあるいは簡単になくなるかもしれませんが、自分のパーソナリティに深くしみ込んでいる癖となると、指摘されるとかえって傷が深まり、トラウマになることすらあるほど厄介なものです。そういう癖、つまり不自然な行動様式こそがその人の本来もっているはずの能力を損なっているのです。
 本来の自分を見失い、狭い世界に自らの可能性を閉じこめていることに気づくために、古来さまざまな方法が行われてきました。宗教的なものから始まって、科学的・心理学的なものまで、数え切れないほどたくさんあります。それらの中から、とても広いとは言えない私自身の体験を通して有効性を実感したいくつかの方法、とりわけモーシェ・フェルデンクライスのメソッドを応用して声の問題にアプローチしてみたいと思います。

続きを読む

考える身体 第9回

骨盤の動きと全身の関係

骨盤の部分には、単に動きの中心(原動力)である以上に、もっと大きなものが潜んでいるように思います。それがどういうものかは、自ら体感するしかないのかもしれません。それを自覚するため、古今東西でさまざまな手法が探求されてきたと言っていいと思います。フェルデンクライス・メソッドを深く体感すると、時には存在の根っこに出会うような奥深い体感を得るときがあります。多くの人に「フェルデンクライスとは何ぞや?」と問われる度に「それは動く禅である」と答えることにしています。これは全く説明にはなっていませんが、これ以上に正統な答えはないように思います。

連載「考える身体・第9回」では、私がもっとも劇的な体験を得た二つのレッスンを取り上げました。脚で支えられた骨盤と頭の関係は、その人の自己イメージの重要なファクターを表現しています。骨盤と頭部の間には、内臓・胸郭・肩甲骨・そして頸部などがあります。この部分には心的・身体的にその人固有のものがどっさり詰まっています。全く身体は闇ですが、それを体の動きを通して再発見しようというわけです。

掲載誌「テアトロ」6月号の発売は、5月10日過ぎになります。


4月以降のレッスン日程

いつのまにか桜の季節となりましたが、強風にあおられて無残に散る花びらは、風流にはほど遠い感じがします。道行く人々も強風にバランスを失って、よろけています。

最近、内臓感覚に関する著作をいくつか読みました。三木成夫『胎児の世界ー人類の生命記憶』『内臓のはたらきと子どものこころ』、藤田恒夫『腸は考える』、福士審『内臓感覚ー脳と腸の不思議な関係』などです。俳優の演技にとっても、身体感覚は情動表現の土台ですが、内臓感覚はそれの要だと言えます。また、どのような事態にあってもつねに平衡を保つのは至難の業ですが、それを克服する道は、自分の内部感覚を磨くしかありません。このことはフェルデンクライス・メソッドについて考える場合にも、重要な要素だと思います。

今月から新たにフェルデンクライス・メソッドによる「声と言葉の基礎レッスン」をスタートします。開催日についてはいろいろ検討しましたが、平日よりも土日、休日を希望される方が圧倒的に多かったので以下のように決めさせていただきました。当面月1回の予定です。「身体のレッスン」は取りあえず今までのペースで続ける予定です。

■フェルデンクライス研究会のレッスン案内
会場:「中野教室」と「市川教室」の日程
3月から参加方法を若干変更しましたのでご確認下さい。
従来の第1部・第2部の区分の代わりに、2レッスン(前半・中間・後半)、
または3レッスンの選択制を設けることになりました。
    =================
月日 曜               会場
4月10日(土) なかのZERO・西館和室(2F)
4月24日(土) なかのZERO・西館和室(2F)[声のレッスン]
4月29日(休日)市川市文化会館・和室(4F)
5月8日(土)  なかのZERO・西館和室(2F)[声のレッスン]
5月22日(土) 市川市文化会館・和室(4F)
5月30日(日) なかのZERO・リハーサル室(B2)
6月6日(日)  市川市文化会館・和室(4F)
6月26日(土) なかのZERO・リハーサル室(B2)
    ==================
なかのZERO:本館多目的練習室・リハーサル室・西館和室
市川市文化会館:市川和室 または 会議室・練習室等
【時間】13時--17時(内容:ABCDの4レッスン)
 前半(AB)で導入レッスン、後半(CD)で応用レッスン
【講習料】
4レッスン(ABCD)を通して参加: ¥4,000-
3レッスン(ABCまたはBCD)に参加: ¥3,500-
2レッスン(AB・BC・CD)に参加:¥2,500-
【声のレッスンの場合】
  13時半--16時半、講習料は¥3,500-
参加ご希望の場合は必ず前日までに予約をお願いします
詳しくは:
http://feldenkrais.web.fc2.com/Pages/fcj_wshp09.html
プロフィール

安井 武

Author:安井 武
フェルデンクライス研究会主宰
FCJ(Feldenkrais Club Japan)
演出家(劇団俳優座)
IFF 認定 Feldenkrais Practitioner

カレンダー
03 | 2010/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
リンク
QRコード
QR
FCJへのご連絡はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
ブログ内検索
RSSフィード
最新コメント
最新トラックバック
フリーエリア
total
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。