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第36回京都ワークショップの案内

ご挨拶にかえて

毎年2回ずつ春と夏に開いてきた京都ワークショップも回を重ねて、この4月には36回目を迎えることになりました。前回はかねてからご要望の強かった声のレッスンを取り上げました。今までにも声を取り上げたレッスンは何度か試みましたが、いつも土台作りのところだけで終わってしまい、なかなかそこから先へは行けませんでした。昨年秋のワークショップでは、殆ど声だけに集中して行いましたので、声のレッスンの道筋を多少は分かっていただけたのではないかと思うのですが、いかがだったでしょうか? 一番最後のレッスンで40名を超える参加者のみなさんの声が一つになって100畳を超える大広間に響きわたったときは思わずぞくっとするほど感動的でした。

前回のレッスンは一通り録音して、あとで聴き返してみました。二日間という時間は十分ではありませんが、声のレッスンの入門編としては、全体の見取り図がよく分かるものになっていると思いましたので、それを編集し8枚のCDに収めて『動きと声の基礎レッスン・第1集―自然な声を拓く―』としました。前回参加いただいた方にも、また声のレッスンに関心のある方々にとっても、独習用の教材として大いに役立つものになっているのではないかと思っています。またこれに連動しまして、書籍『動きと声のレッスンノート』の出版も予定しております。

それにしても、声のレッスンは継続して段階を追って進んでいかなければ身につきませんので、前回の経験を土台にしながら、ワークショップではこれからも時に応じて声のテーマを取り入れ、レッスン内容を充実させていくつもりです。前回の内容に関しては、動きだけに集中したATMレッスンとは若干異質な要素を感じて戸惑った方もあったかもしれません。ただ、フェルデンクライス・メソッドの要点は、動きを通して自らの行動様式を変革することにあるわけです。呼吸、動き、そして声は、人間の行動の要をなしています。体を動かしながら声のレッスンをすることは、全的な自己解放にとってきわめて有効な方法だと考えています。

思い返せばフェルデンクライス・メソッドを初めて知ったのは1974年のことでした。そして’85年にフェルデンクライス研究会を立ち上げ、本格的にワークショップをスタートしたのは’88年でした。最初の10年余りは、モーシェの著書と、アメリカから取り寄せた若干のレッスンノートとカセットテープだけが頼りの試行錯誤に満ちた独習期間でした。いまや東京だけでなく、関西でも指導者コースが開かれるようになり今昔の感があり、誠に嬉しい限りです。しかしながら、自ら求めない限り何ひとつ与えられることのないあの孤独な探求にこそ私の原点があることを改めて実感しています。

【第36回京都ワークショップの会場と日程】
会場:京都仁和寺・御室会館
日程:2008年4月19日(土)~20日(日)
詳しくは:http://feldenkrais.web.fc2.com/Pages/kyoto_wshp06.html

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わたしの闘病生活 その2

脊髄腫瘍に関して、医学的には発症の原因は全く不明らしいのです。しかし、わたしはこの種のことに関しては、原因のない結果はないと思うので、自分の身体の生活史を振り返ってみることにしました。

まず田舎で暮らしていた小学生の頃、鬼ごっこなどで野外を駆けずり回っていたとき、転倒して路傍の石垣の角で膝を激しく打って大けがをしてことを思い出します。戦時中のことで近くにそれらしき医者はいなくて殆ど手当もしないままになりました。それからは何となく膝が弱いという感じはつきまとってはいましたが、特に後遺症というほどのものではないと感じていました。

その後、今から30年近く前のことでしたが、JRの駅の階段を大急ぎで駆け下りているときに(少しアルコールも入っていたせいで)思わず踏み外してしまい、左足首を強く捻挫しました。その日の夜は足首がソフトボール以上の大きさに腫れ上がりました。しかし、休むことのできない仕事を抱えていた最中だったので、十分な手当もしないままになりました。

その結果、後遺症に悩まされることになり、無意識に左足首をかばって歩くのが癖になってしまいました。つまり左足首の支えが弱いので左は垂れ足気味で支える力が弱く、右脚に過剰な負荷をかけて動いていたのでした。この時期はちょうどフェルデンクライスのレッスンに本格的に取り組み始めた頃で、ATMの独習を通じて症状の進行を食い止めていたように思います。しかしその頃は、左足首の症状のことばかりに気を取られていて、右膝の状態は意識の外にありました。

右膝のかすかな異常に気づいたのは、今から14年前のことでした。泉岳寺のTMA主宰の義士行進に劇団俳優座の研究生たちが初めて参加したときのことです。わたしは行進には参加せず、カメラを持って、先頭と最後尾とを行ったり来たりしてかけずり回って撮影していました。

ある個所で、舗道の手すりの上に乗ってシャッターを押そうと電信柱に掴まってよじ登ろうとしたときのこと、右足を手摺りの上段にかけて身体を持ち上げようとしたものの、右膝に殆ど力が入らないのです。かなり走り回ったので膝が疲れたのかと思い、左足に変えてみると、こちらでは簡単に全身を持ち上げることができました。この時は軽いショックを受けましたが、その後の生活の中では、その記憶を引きずるということはありませんでした。

左足首の捻挫の後遺症と腰椎上部の脊髄腫瘍(左膝の症状)、さらには幼少時の膝の怪我(左右どちらの膝だったか記憶は定かでないが、多分右膝だったような感覚が残っています)時を隔てたこの三つの出来事が、何らかの細い糸でつながっているような気がします。遺伝的な側面もあるという説も聞きますが、極めて発症例の少ない症状らしいので、原因特定にはなかなか到らないのが現状らしいです。

(その3へ続く)


わたしの闘病生活 その1

すでに4分の3世紀近く生きてきましたが、自分の人生をあるがままに受け入れるのはひじょうに難しいことだと改めて実感します。

実は、身近な方たちには大まかにお伝えしたことですが、現在わたしは半ば闘病生活を送っているような状態です。病名は「脊髄腫瘍」です。腰椎1番から胸椎12番辺りの脊髄内部に髄内腫瘍が存在することが判明したのは、約2年近く前のことでした。それは2度にわたるMRI検査の結果としてようやく明らかになったのでした。

異常の兆候はかなり以前から感じてはいたのですが、その実体がこれだと知ったのはこの時が最初でした。脊髄内に白っぽい卵形の水たまりのような影がくっきりと、そこだけが周りの組織とは明らかに異質のものとして浮かんでいるのをこの目で確認しました。その卵形のものが下肢に到る神経を圧迫して、主として右膝の伸筋系の機能を支配する神経が半ば麻痺しているような状態で、その結果、右脚で体重を支えることがかなり困難になっているのです。今の段階では、5分以上の歩行にはかなりの困難がともない、階段の昇降は手すりに掴まらないと不可という状態です。

幸いなことに、その腫瘍は良性のもので、すぐに症状が悪化するものではないという診断でした。悪性のものではないので急激に進行することはないが、対策としては、手術で髄内の腫瘍を取り除くのが一案、手術はせずにしばらく様子を見て、状態によっては一生それと付き合っていくというのがもう一つの案、というのが担当医の見解でした。手術をしても症状の進行をストップさせるだけで麻痺そのものがなくなるわけではないということでした。かなりデリケートな部位なので手術には何%かの失敗の可能性もあり、その結果として生涯半身不随におちいる危険もなくはないとのことでした。そこでわたしは「先生ならばこの症状で手術を受けることを選びますか?」と質問しました。1分以上の沈黙の後「選びます」というのが担当医の答えでした。

それから2年近い時間が流れ、症状はきわめて緩慢に、しかし確実に進行していることを感じます。昨年の8月末までは、かなり多忙な日々を送り、一ヶ月のうち2~3日しか休みがないような状態で往復4時間近くをかけて都内へと通っていました。それがもう限界に達したと気づき、9月以降は仕事を可能な限り減らすことにしました。特に劇団や研究所での演出の仕事は長期間にわたる連日の作業を要しますので、症状が改善するまでは思い切ってこれを諦めることにし、主に自宅でも可能な仕事に切り替えてきました。都内までの外出は、週に1回程度ならば今のところ不可能ではないので、無理にならない程度にフェルデンクライス関係やその他の外での仕事を続けています。

そのようなわけで、昨年末からわたしの闘病生活が始まったのですが、極力無理をしないよう心がけているおかげで、体調そのものは右膝の不調以外は極めて良好です。精神的にもゆとりが生まれ、ここ20年近い多忙さの中で先送りしてきた仕事にじっくり集中できる環境に恵まれることとなりました。

(その2へ続く)

米大統領選と人種意識

アメリカの大統領選の状況を追っかけていると、日本の政治社会状況と比べていろんなことを考えさせられます。

オバマとヒラリーの一騎打ちはオバマ若干優位のまま約1ヶ月後のペンシルバニア州予備選までの間、ジャブの応酬に明け暮れることになったようですが、ここへきてオバマ陣営には困った事態が持ち上がりました。先週のこと、バラク・オバマが若い頃から師事していたジェレミア・ライト牧師の過激な発言がYouTubeに投稿されて、広く一般に知られることとなり、下手をするとオバマの命取りとなりかねない形勢となってしまったのです。
http://www.cnn.co.jp/campaign2008/CNN200803190005.html

それに対してオバマ候補は18日のフィラデルフィアの集会で、背後に星条旗を張り巡らせた演壇に一人で立ち、40分近い演説をしました。CNNはレギュラー番組を組み替え、このオバマの演説をライブで中継していました。偶然チャンネルを回すと、その演説が始まったばかりだったのですが、気がついたら最後まで観ていたのでした。

YouTubeの動画を観るかぎりライト牧師は、9・11の同時多発テロは、アメリカが自ら招いたものであり、ヒロシマ・ナガサキの原爆投下と同列の白人優位のイデオロギーが生み出したものだとか、ヒラリーは白人だから選挙ではオバマよりも有利だとか、相当にヒートアップした口調でまくし立てていました。その発言は、アメリカ社会の裏に潜んでいる根強い人種意識を過剰に暴き立てるものでした。

オバマはその前夜、自分で草稿を練って18日の演壇に立ちました。その内容は極めて分析的で論理も整然としたもので、いつもの理性よりも感性に訴える傾向の強かったスピーチとはかなり趣の異なったものでした。途中で起こる拍手にも身振りで答えることなく、笑顔を見せることもなく、最後に「人々を分断するのではなく統合することが大切だ」と言って演壇を去りました。この問題の結末がどうなるのか私には分かりませんが、アメリカ社会の深層を垣間見せてくれたことは事実です。

バラク・オバマの演説全文(2008.03.18:フィラデルフィア)


講習会日程を更新

なかのZEROでのフェルデンクライス講習会日程を更新しました。新たに8月の日程の一部を発表するとともに、5-6-7月の日程の一部を変更しました。また、夜の部の時間と講習料にも変更があります。併せてご確認下さるようお願いします。

夏場になって抽選倍率が高くなり、希望通りの日程が取りにくくなりました。現在のところ、4月までは確定ですが、5月以降の日程は、まだ若干変更の可能性がありますので、研究会のホームページで時に応じてご確認下さるよう宜しくお願い致します。

メール会員の方には変更ごとにお知らせメールをお送りしています。
普通会員の方には3ヶ月毎にお知らせを郵便でお送りしています。

フェルデンクライス研究会 Feldenkrais Club Japan
http://felden.info
プロフィール

安井 武

Author:安井 武
フェルデンクライス研究会主宰
FCJ(Feldenkrais Club Japan)
演出家(劇団俳優座)
IFF 認定 Feldenkrais Practitioner

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