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入院期間は約3週間と言われていますが・・・

この度は、ご心配をかけています。
多くの方々から励ましのお言葉を頂戴して、
感激しております。

個々にお礼の言葉を送りたいのですが、
病棟の環境でどうした訳か受信はできるが、
送信が全く出来ない状態で困っています。
どうか、お許し下さい。

今週からかなりハードな治療がスタートします。
今日はその予備練習のようなものでした。
詳しくは日々ブログ「日録」の方に書いています。

とにかく出来るだけ早く快復できるよう
努力するつもりです。
待っていて下さい。

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FCJ通信2011年1月号

明けましておめでとうございます。
本年もみなさまにとっていい年になりますように!


ところで新年早々残念なお知らせをしなくてはなりません。
FCJの主宰者としては誠に申し訳ないのですが、
体調不良につきしばらく入院加療することになりました。
私個人で運営してきた研究会なので、活動の相当部分を
中断せざると得なくなりますが、どうかお許し願います。

既に発表していますレッスン日程は、
今月15日のレッスンを含めて全て中止させていただきます。
春の京都ワークショップも出口さんと相談して、
中止ということで了解をいただきました。

レッスンの現場こそ私にとってフェルデンクライス・メソッドを
教えつつ多くを学ぶことの出来るかけがえのない機会ですので、
これの中止は誠に残念至極、内心忸怩たるものがあります。

なお、レッスンCDのご注文は従来通りにお受けすることができます。
ただ発送は、かなりお待ちいただくことになるかもしれませんので、
どうかご了承のほとお願い申し上げます。

またお約束しているATM音声ファイルのアップロードは、
出来る範囲内で実行致しますが、いましばらくお待ち下さい。

以上、どうか事情をお察しの上、お許し下さるようお願い申し上げます。

なお、病状に関しては「ブログ・日録」にその都度書き込んでいます。

2011年1月9日///安井 武///

自然な声を拓く―動きと声の基礎レッスン序論―

ー動きと声の基礎レッスン序論ー

声のレッスンをはじめる前に
 声は演劇をはじめて以来たえず追い求めてきた課題でした。理想の声とはどんな声なのか? 美しい声、きれいに響く声、強い声、よく通る声、大きい声、等々、養成所の生徒や劇団の俳優たちに良い声とはどんな声かと訊くといろんな答えが返ってきます。これらはいずれも大事な要素には違いありませんが、いちばん大事なことが欠けています。私は「生きた自然な声」こそが求められる最良の声だと考えています。
 ただ一言でそうはいっても、そこにはいろいろ複雑な問題が潜んでいます。美しく響くよく通る声が必ずしも人の心を動かすとは限りません。強くて大きいだけの声は時にはうるさくて逃げ出したくなります。では「生きた自然な声」とはどういう声なのか? それについて考えてみましょう。
 端的に言いますと、人はそれぞれに違う声をもっています。よく「文は人なり」と言いますが「声は人なり」という言葉の方がもっと納得できると思います。声はその人の全人格、全生活史を背負っています。その人がいま出している声はもっともその人らしい声であることには間違いありません。ならばなぜそれをあえて変えなければならないのかということにもなりますが、もっと良い声を出せるようになりたいという願望は殆どのひとが持っているようです。
 では問題を別の角度からみることにしましょう。人はだれしも生まれてから多くのものを学んで身につけながら成長します。後天的に学ぶことを広い意味での「学習」といいますが、人間はほかの動物に比べてこの学習能力がずば抜けて高い動物です。生まれながらに身につけている能力を本能といいますが、人間は本能に比べて生まれてから獲得する能力、つまり学習する能力が他の動物に比べて格段に高いのです。人間は言語を使い、各種の道具を使いこなし、複雑な身体表現を身につけ、種々のメディアを使って芸術的表現を生み出し、コンピュータを使って複雑膨大な情報を管理する能力を習得することができます。
 しかし、人間は生まれてから成長する過程で、間違った、あるいは不自然な学習をすることからも免れることはできません。つまり成長するにつれて不自然な学習の量も増えてくることになります。私はそれを「癖」と呼ぶことにしていますが、言いかえれば成長することは多くの癖を身につけることでもあります。しかしその癖は大抵の場合、その人が本来もっているはず能力の実現を妨げる働きをします。癖と個性は異なります。癖を個性だと思ってそれに安住していては自分の能力を十分発揮することはできません。癖から自由になったとき、はじめてその人の個性は輝き、持てる能力を発揮できるようになるのです。
 癖から自由になるといっても、どうすればいいのでしょうか? それは自分で自分の癖に気づくことからしか始まりません。日常のちょっとした癖ならば、他人に指摘されればあるいは簡単になくなるかもしれませんが、自分のパーソナリティに深くしみ込んでいる癖となると、指摘されるとかえって傷が深まり、トラウマになることすらあるほど厄介なものです。そういう癖、つまり不自然な行動様式こそがその人の本来もっているはずの能力を損なっているのです。
 本来の自分を見失い、狭い世界に自らの可能性を閉じこめていることに気づくために、古来さまざまな方法が行われてきました。宗教的なものから始まって、科学的・心理学的なものまで、数え切れないほどたくさんあります。それらの中から、とても広いとは言えない私自身の体験を通して有効性を実感したいくつかの方法、とりわけモーシェ・フェルデンクライスのメソッドを応用して声の問題にアプローチしてみたいと思います。

自分の声を聞いたことがありますか?
 前置きはこれぐらいにして、さっそく実際にレッスンにとりかかりたいのですが、どうしてもはじめに言っておきたいことがあります。それはだれしも自分の声を自分で正確に聞くことはできないということです。確かに声を出しているとき、自分の発する声を自分の耳でキャッチしています。しかし、その自分で聞いている自分の声は、他のひとが聞いている自分の声と同じではありません。たぶん誰しも、自分の声を録音して聞いた経験があると思います。レコーダーから聞こえてくる自分の声を初めて聞いたときのことを覚えているでしょうか。それまで自分の声について抱いていたイメージとレコーダーから聞こえてくる自分の声との落差に愕然としなかったひとは、おそらく皆無ではないでしょうか。
 レコーダーによって再生される声は、写真の場合と同じように、機械的な変形を受けるので、その瞬間の生きたフィーリングをまざまざと再現してくれるわけではありません。しかしながら、録音された自分の声に対し自分自身が抱くほどの違和感を他のひとが感じるわけではありません。最近の技術では、手軽なレコーダーであっても、かなり正確に人の声を再現してくれます。だから他人は録音されたあなたの声を聞いても、あなたの生の声との違いには殆ど気づかないのが普通です。どうしてそういうことが起こるのでしょうか。
 その一つの原因は、自分の声を聞く場合の生理的メカニズムを考えてみれば分かります。声は、声帯で生まれた振動が内部の共鳴腔で増幅され、口から外へ空気中の音波となって広がります。その音は自分の耳へも他人の耳にも同じように入ってきます。そのかぎりでは、自分も他人も同じ音を聞いているわけです。しかし、自分の声にはその他に体内で増幅された振動が骨伝導によって内耳へ直接伝わってくる音が加わります。これがかなり大きい割合を占めます。自分以外のひとには、この声は聞こえません。

声の自己イメージ
 さらにもう一つ、はるかに重要な要因があります。それは自分の声について自分自身が抱いているイメージにあります。声の自己イメージは、先のフィジカルな要素もその一部として含みますが、さらに大きく、生まれてからの環境や自己教育の結果として、社会的・文化的・生理的諸条件に制約され規定されて育まれます。それは声についての感覚や概念、音質や音色の好み、声によるコミュニケーションの個人的特質として、深く身に染みついています。たとえば、自分では内的欲求にしたがって生き生きとしゃべっているつもりでも、周りのひとには生気のないしゃべり方だと思われたり、その逆の場合もあります。また、自分では「ア」と「オ」をはっきり発音しているつもりでも、他人が聞くと、その区別が曖昧であったりします。
 自分が出しているつもりの声と他人が聞くその声との違いの主要な原因は、自分の声に対する主観的な感覚と意識、すなわち声の自己イメージにあるのです。「声は人なり」と言いましたが、声にはそのひとの全人格が深く結びついています。声について何かを指摘されると、往々にして深く傷つけられた気がするのはそのせいです。声がそれほどにも自己イメージに強く制約されているのだとしたら、自分の声を客観的に聞くことは不可能だということになります。このことは声のレッスンにとって、きわめて厄介な状況を生み出します。
 声のレッスンの目的は、客観的な声を改善することにあるのですから、主観的にしか自分の声を聞くことができないとなると、自分の耳に頼った声のレッスンは意味がないことになってきます。意味がないだけでなく、有害でさえあるのです。常に自分の声がどう聞こえているかをフィードバックしてくれる手段があれば、問題は解決するわけですが、それは難題です。有能なボイス・トレーナーに個人的に師事し、絶えず助言を受けられるならば、事情はかなりよくなるかもしれませんが、それは殆どの人にとってまず不可能に近いことです。
 となると、自分でフィードバックする手段を身につけるしかありません。つまり、主観的な声と客観的な声のズレをなくす感覚を身につけること、これが声のレッスンの土台であり、出発点でもあります。しかも、これこそがもっとも有効で永続する方法なのです。その作業は主観的な声を信用せず、自分の耳を頼りにしないで、声を出しているときの身体感覚をキャッチし、それを通して開かれた喉や豊かな全身的共鳴の感覚を手に入れることです。そうやって声を出すときの生きた身体感覚を深めてゆけば、耳ではなく身体で自分の声を聞くことができるようになり、自分の声を客観的にイメージすることができるようになります。

声のレッスンの階段
 声の基礎レッスンは大ざっぱに言って何階建てかの建物にたとえることができるかもしれません。その各階ごとにいくつかの階段があって、それを一段ずつ着実にあがっていくことが基本です。
 第一の段階では、まず最初に声の土台である呼吸のエネルギーの自然な流れをつくることが課題になります。身体の緊張を解きほぐし、呼吸器官、喉、舌や口の緊張を取り去って、身体運動の力学的センターである下腹部で呼吸を支える感覚を身につけることです。
 そうして呼吸を身体の中心でしっかり支えられるようになると、呼吸は自由になり、喉や胸の筋肉の負担は全然軽くなり、声を出すために無駄な力を使わなくてすむようになります。そうすると、声に自然で力強い情動的エネルギーが加わり、自由にしなやかに溢れ出るようになります。
 この段階ではさらに、喉を緊張させずに声帯の振動を生み出すこと、それを喉ではなく横隔膜と胸郭でコントロールすること、体内の声の通り道から妨害する緊張を取り除くこと、そして、頭部と胸の共鳴を統合する基本的な感覚を身につけることなど、一つ一つ順を追って課題を解決していかねばなりません。
 続く第二の段階では、共鳴腔を有効に活かすための作業が加わります。主要な共鳴腔は胸と口腔ですが、上のほうには鼻腔の他に、副鼻腔を含む頭骨の共鳴があり、下のほうには、胸郭に同調する横隔膜から腹部、骨盤に到る共鳴もあります。理想的には足先から頭頂までが全体として一つの共鳴腔となることですが、そこまで達するには各部への作業をさらに意識的に行なわねばなりません。その上で全身の共鳴を統合し、豊かに強化するレッスンも必要です。声の柔軟性、音色、音域を広げることも課題になりますが、これには動物の鳴き声や自然界のさまざまな音を模倣すること、さらには詩や散文のシンプルなテキストを用いて行なうことも有効です。
 この段階になると、内的な動機を持った音声、目的のある声をより重視しなくてはなりません。でなければ、単に声のための声のレッスンになってしまう危険があります。
 第三の段階になって、声のアーティキュレーション(構音)が課題になります。主に唇と舌、そして顎の動きを改善して、言葉を明瞭に発音できるようにするレッスンです。アーティキュレーションというと、往々にして早口言葉と混同されています。勿論それも一部としては含みますが、主要な課題は言葉によるイメージを声として明瞭に表現するレッスンです。その場合、イメージそのものが明確でなければ、言葉を明瞭に表現することはできません。それには、最初はまずゆっくりと、音を豊かに共鳴させながら、言葉のイメージと音声を結びつける作業を行なわなくてはなりません。言葉のイメージと豊かな共鳴を無視して、ただ機械的に早口言葉をしゃべる練習は、言葉の生命を殺すにはとても効果的なレッスンだと言うべきでしょう。
 この段階では、詩や散文だけでなく、対話を含んだ小説の一部や戯曲の短い場面など様々なスタイルのテキストを使うことになります。また、テキストなしの即興劇を試みるのもいいでしょう。
 これから先の段階は、戯曲の上演になり、観客との関係の中で声のテーマを深めることになりますが、そこまで問題を広げると基礎レッスンの範囲を超えてしまいます。そのためにはさらに大きいコンテキストのなかで課題を展開しなくてはなりませんが、しかしその場合でも、今まで述べた基本的な課題にたえず立ち返ることは、決して無駄ではないどころか、絶対に必要なことです。

呼吸のレッスンと声のモチベーション
 実際に声のレッスンに取りかかるに際して、とても大事なことがあります。声が生まれるメカニズムをきわめて単純に説明すると、吐く息が声帯を振動させ、それに身体の各部が共鳴することで声が出るというわけですが、その基には声を出そうとする衝動、欲求、動機というものがなければ声は生まれません。つまり声を出すということは何らかのモチベーションがあるわけで、それを実現しようとする衝動が神経のインパルスとなって呼吸器官へと伝わり、声のメカニズムを起動させるわけです。
 その場合一番大事なのは息を吸うということですが、実際の感じとしては息を吸うというよりは、声の衝動が生まれると自動的に息が入ってくるという感覚です。声を出す、声を使うというのは、何らかの行動の目的や衝動があるからで、それを実現しようとすると、ほとんど無意識的に息を吸うことになります。逆に呼吸を意識的にコントロールして声を出すと、生き生きした声のエネルギーを殺すことになります。
 声のレッスンはまず呼吸のレッスンから始まりますが、それは正しい呼吸法を身につけるために行うのではなく、柔軟で自然な呼吸を獲得することが目的となります。自然な呼吸とはどんな呼吸かということになりますが、それは時と状況に応じて、それにもっとも適した呼吸が自在に自然に生まれる状態です。強い怒りを感じて大声をだそうとすると無意識に素早く強く息を吸い込むでしょうし、愛する人に優しく声をかけようとすると柔らかく息を吸うでしょう。
 呼吸レッスンの課題は、一言でいうと自分の呼吸の癖に気づくことにあります。正しい理想の呼吸法などというものはありえません。これから取り上げる呼吸のレッスンは、自分の呼吸の歪みや限界に気づくように考案されています。

FCJ通信2010年12月号(新たに眼のレッスン始めます)

[FCJ通信はフェルデンクライス研究会の会員宛の定期便です。ご希望の方はこのブログの連絡フォームに必要事項を記入して送信下さい。]

師走を迎え何かと気ぜわしい今日この頃、
みなさま如何お過ごしでしょうか。

私は先月末に76歳の誕生日を迎えました。
この歳になりますと、最早じたばたしても仕方がないと、
時の過ぎゆくままに、慌てず騒がず、気ままに生きています。
体調の方はまずまずで、何とか無難に歳を越せそうです。

フェルデンクライスに関しては、
まだいろいろとやるべきことが山積しているのですが、
実現可能なことには、残念ながら限度があります。
気の向いたものから順に手をつけていくつもりです。

中でも来年度の私自身の一番の課題は「眼のレッスン」です。
以下、11月号外より再録しておきます。

眼のレッスンは今までも研究会のレッスンや朝日カルチャーセンター
などで何度か試みてきましたが、今回はその後の研究結果も含めて
取り上げるつもりです。
内容はフェルデンクライス・メソッドを土台に、ベイツ・メソッド、
ジャック・ヘギーが考案した基本レッスン集、
さらにPeter Grunwardの"EYE BODY"などを参考に、
私なりに眼のレッスンを構築したいと思っています。
ある意味では試行錯誤のプロセスですが、
この過程に参加していただくことで意味のある成果を
上げられると信じているところです。

以上のような趣旨のもとに、1年間を通じて
「眼のレッスン」の全体像を探りたいと考えています。

【講習会・今後の日程】
会場:なかのZERO および 市川市文化会館
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
月日 曜 会 場    
12月5日 日曜 市川市文化会館・和室(4F)[声]
12月11日 土曜 市川市文化会館・和室(4F) [ATM]
12月18日 土曜 なかのZERO・西館和室(2F)[声のレッスン]
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2011年度 (市川教室は2ヶ月前に決まります)
1月15日 土曜 市川市文化会館・和室(4F)[声のレッスン]
1月23日 日曜 なかのZERO・多目的練習室[眼のレッスン]
1月29日 土曜 市川市文化会館・和室(4F)[ATM]
2月11日 休日 なかのZERO・多目的練習室[眼のレッスン]
2月26日 土曜 市川市文化会館・和室(4F)[ATM]
<3月と4月は未定>
5月1日  日曜 なかのZERO・多目的練習室[内容未定]
5月3日  休日 なかのZERO・多目的練習室[内容未定]
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なかのZERO:本館多目的練習室・リハーサル室・西館和室
   市川市文化会館:市川和室(4F)・会議室(3F) 
13時15分から16時45分まで(3時間30で3レッスン:A.B.C.)
タイムテーブル(時間は多少前後する場合があります)
A 13時15分から14時15分まで
B 14時30分から15時30分まで
C 15時45分から16時45分まで
講習料 3レッスン(ABC)を通して参加する場合:¥4000-
2レッスン(ABまたはBC)参加の場合:¥3000-
1レッスン(ABCのいずれか)参加の場合:¥2000-
*参加ご希望の方は必ず前日までに予約をお願いします*
詳細:⇒ http://feldenkrais.web.fc2.com/Pages/fcj_wshp.html

【2011年度の京都ワークショップの日程】
会場:仁和寺・御室会館大広間
第42回京都ワークショップ
  5月28日(土)29日(日)
第43回京都ワークショップ
  10月15日(土)16日(日)
詳細は: http://feldenkrais.web.fc2.com/Pages/kyoto_wshp.html

【レッスンCDおよびATM音声ファイル】
レッスンCDのリリースはしばらく中断していますが、
来年度には新しいレッスンCDを企画しています。
内容は今年秋の「第41回京都ワークショップの記録」となる予定です。
また、ATM音声ファイル無料公開も年明けから再開する予定です。

それでは今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。

フェルデンクライス研究会///安井 武///

マレーネ・ディートリッヒ「リリー・マルレーン」

フェルデンクライス研究会のFCJ通信11月号外です

FCJ通信11月号外

今年もあと一ヶ月余となり、何かと慌ただしい毎日です。
今月の号外をお送り致します。

【眼のレッスン】
来年度から日程表にありますように「眼のレッスン」を
月一回のペースで続ける予定です。
眼のレッスンは今までも研究会のレッスンや朝日カルチャーセンター
などで何度か試みてきましたが、今回はその後の研究結果も含めて
取り上げるつもりです。
内容はフェルデンクライス・メソッドを土台に、ベイツ・メソッド、
ジャック・ヘギーが考案した基本レッスン集、
さらにPeter Grunwardの"EYE BODY"などを参考に、
私なりに眼のレッスンを構築したいと思っています。
ある意味では試行錯誤のプロセスですが、
この過程に参加していただくことで意味のある成果を
上げられると信じているところです。
どうか、ご期待下さい。
また、ご希望・ご質問などあれば遠慮なくどうぞ。

【講習会・今後の日程】
会場:なかのZERO および 市川市文化会館
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
月日 曜 会 場    
11月23日 休日 なかのZERO・多目的練習室[ATM]
12月5日 日曜 市川市文化会館・和室(4F)[声]
12月11日 土曜 市川市文化会館・和室(4F) [ATM]
12月18日 土曜 なかのZERO・西館和室(2F)[声のレッスン]
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2011年度 (市川教室は2ヶ月前に決まります)
1月15日 土曜 市川市文化会館・和室(4F)[声のレッスン]
1月23日 日曜 なかのZERO・多目的練習室[眼のレッスン]
1月29日 土曜 市川市文化会館・和室(4F) [ATM]
2月11日 休日 なかのZERO・多目的練習室[眼のレッスン]
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なかのZERO:本館多目的練習室・リハーサル室・西館和室
   市川市文化会館:市川和室(4F)・会議室(3F) 
13時15分から16時45分まで(3時間30で3レッスン:A.B.C.)
タイムテーブル(時間は多少前後する場合があります)
A 13時15分から14時15分まで
B 14時30分から15時30分まで
C 15時45分から16時45分まで
講習料 3レッスン(ABC)を通して参加する場合:¥4000-
2レッスン(ABまたはBC)参加の場合:¥3000-
1レッスン(ABCのいずれか)参加の場合:¥2000-
*参加ご希望の方は必ず前日までに予約をお願いします*
詳細:⇒http://feldenkrais.web.fc2.com/Pages/fcj_wshp.html

【2011年度の京都ワークショップの日程】
会場:仁和寺・御室会館大広間
第42回京都ワークショップ
  5月28日(土)29日(日)
第43回京都ワークショップ
  10月15日(土)16日(日)
詳細は:http://feldenkrais.web.fc2.com/Pages/kyoto_wshp.html

【レッスンCDおよびATM音声ファイル】
レッスンCDのリリースはしばらく中断していますが、
来年度には新しいレッスンCDをと考えています。
またATM音声ファイル無料公開も年明けから再開する予定です。

なお、この通信はFCJ会員のみなさまにメールソフトの同報機能(Bcc)を使用して全会員宛に一斉にお送りしています。この通信が不要の方はこの通信文をこのまま返信下さるか、空メールをお送り下さい。メーリングリストから外しておきます。

それでは今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。

フェルデンクライス研究会 Feldenkrais Club Japan

モーリス・べジャール「春の祭典」

ジョルジュ・ドンの「火の鳥」

ジョルジュ・ドンの「ボレロ」


ミア・シーガルさんのレッスン・体験記(1998/12/01記)

出会いと発見 12
ミア・シーガルさんのレッスン(FCJサイトより転載)



前回の号外(FCJ講習会案内)にも書きましたが、この夏に受けたミア・シーガルさんのレッスンは大変刺激的でした。彼女はモーシェ・フェルデンクライス自身がいちばん信頼していた生徒にして協力者、現存する最良の指導者だと言われており、高名にして伝説的な人物です。20年以上前3年間ほど日本に滞在したこともあるのですが、今回はティーチャーズコース3年目冒頭の3週間、トレーナーとしての来日でした。待ち望んでいた甲斐があったと言うべきか、ひと味もふた味もちがったレッスンを楽しむことができました。

一言でいうと、それは大変に分かりやすいレッスンでした。例えば、ATMレッスンの動きの一つを取り上げ、それを全員で行ってから、何人かが選ばれてみんなの前でやってみせます。選ばれた人たちの動きはそれぞれに微妙なあるいは明らかな違いがあったりします。残りのものたちはそれを観察しながら、どこがどう違うかを指摘するよう求められます。何人かが発言したところで、今度は先生が一人一人の発言にコメントを加えながら、その動きのポイントを説明します。これは普通よく行われるやり方なのですが、ミア・シーガルさんの場合、そのときの応答・説明がきわめて具体的かつ丁寧で、観念的な言葉をできるだけ避けて話されるので、非常に理解しやすいのです。どんな初歩的な、一見つまらないと思われる質問にも、噛んで含めるように懇切に周到に疑問を解き明かしながら答えが返ってきます。

説明が具体的で丁寧だと言いましたが、このことはレッスンの進め方についても言えます。この3週間の期間に取り上げられた動きの数は非常に少なく、ATMレッスンにしてわずか3種か4種ぐらいでしかありませんでした。ひとつのATMレッスンの主要な動きをテーマにして、その一つのテーマをずっと1週間かけて様々な方向から検討し味わい尽くすという感じでした。そうすると、今まで気がつかなかった世界が見えてきて、広く浅くではなく、一つのものをより深く体験することがいかに大切かを思い知らされました。

レッスンの内容は、ATMの動きを使ったFIへの導入でした。どういう風にやるかというと、例えば2人でペアを組み、一人が動きを行い、もう一人は相手の動きをただ観察することからはじめ、そのあと相手の体のどこかに手を添えて相手の動きをじっくり感じ取ろうとします。ときどき手を添える部位を変えたりして、よりよく相手を感じられるようにします。

最初のうちは相手の動き方が気になったり、自分のイメージと違ったりして、抵抗感を覚えたりします。しかし、自分の中にある強ばりをほぐし、自然に呼吸をしながら、できるだけ虚心になり、素直に相手を受け入れようとしていると、いつの間にか、相手との一体感が生まれてきて、一つの動きを二人して生み出しているような感覚になってきます。それから、今度は相手と役割を入れ替わって同じことを行います。これが一区切りつくと、今度は相手を変えてペアを組み、ふたたび同じことを試みます。役割を入れ替わったり、ペアの相手を代えるたびに、また別の発見が生まれます。

これに似たやり方を毎日かなりの時間を割いて続けるのでした。見方によっては、一見同じことばかりやっていて退屈するのではないかと思われるようですが、相手がかわることによって、同じことがこうも違うのかと感じ、違いを味わうこと・体験することが楽しみになってどんどん繰り返したくなってきます。これこそまさにこの手ではっきりと感じられる発見だったということができます。

レッスンにかかる前に、あるいはその途中で、ミア先生は誰かを相手に実際に手を肩や背骨などに添えて簡単なデモンストレーションをやってみせ、かなり時間をかけて具体的なポイントを指摘してくれるのですが、そのときの集中力の大きさにも非常に感銘を受けました。3年目のコースはFI中心のプログラムにシフトするのですが、このようにしてATMからFIへの導入を実にスムーズに、説得力あるあり方で導かれたのでした。無駄口をたたくことの多いトレーナーが少なくない中で、どんなことでも簡潔に明瞭に表現し、誰とでも親しみ深さと暖かさをもって接するミア・シーガルさんの中には、フェルデンクライス・メソッドの真の知恵がもっとも人間的な形で息づいていると感じたのでした。

フェルデンクライス研究会機関誌 第20号(1998/12/01発行)所載

FCJ通信2010年11月号(講習会案内など)

年賀状の販売も始まって何かと慌ただしいこの頃、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
アメリカの大統領選でオバマ民主党が大敗して、
日本の民主党も最近すっかり色あせてしまいました。
いろいろと不安のつのる毎日です。

さて、今月の定期便です。
 このFCJ通信はフェルデンクライス研究会の会員向けの情報提供です。
 会員以外で配信ご希望の方はこのブログの連絡フォームでお申し込み下さい。
 月1回の定期便と号外を発行しています。


【フェルデンクライス研究会の講習会日程】
来年度から「眼のレッスン」が始まります。
なお、レッスン内容に関してご希望・ご要望などありましたら
事前にメール等でご連絡下さい。

会場:なかのZERO および 市川市文化会館
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
月日 曜 会 場    
11月3日 休日 なかのZERO・リハーサル室[声のレッスン]
11月13日 土曜 市川市文化会館・和室(4F)[ATM]
11月23日 休日 なかのZERO・多目的練習室[ATM]
12月5日 日曜 市川市文化会館・和室(4F)[声]
12月11日 土曜 市川市文化会館・和室(4F) [ATM]
12月18日 土曜 なかのZERO・西館和室(2F)[声のレッスン]
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2011年度 (市川教室は2ヶ月前に決まります)
1月15日 土曜 市川市文化会館・和室(4F)[声のレッスン]
1月23日 日曜 なかのZERO・多目的練習室[眼のレッスン]
1月29日 土曜 市川市文化会館・和室(4F) [ATM]
2月11日 休日 なかのZERO・多目的練習室[眼のレッスン]
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なかのZERO:本館多目的練習室・リハーサル室・西館和室
   市川市文化会館:市川和室(4F)・会議室(3F) 
13時15分から16時45分まで(3時間30で3レッスン:A.B.C.)
タイムテーブル(時間は多少前後する場合があります)
A 13時15分から14時15分まで
B 14時30分から15時30分まで
C 15時45分から16時45分まで
講習料 3レッスン(ABC)を通して参加する場合:¥4000-
2レッスン(ABまたはBC)参加の場合:¥3000-
1レッスン(ABCのいずれか)参加の場合:¥2000-
*参加ご希望の方は必ず前日までに予約をお願いします*
詳細:⇒http://feldenkrais.web.fc2.com/Pages/fcj_wshp.html

【2011年度の京都ワークショップの日程】
会場:仁和寺・御室会館大広間
第42回京都ワークショップ
  5月28日(土)29日(日)
第43回京都ワークショップ
  10月15日(土)16日(日)
詳細は:http://feldenkrais.web.fc2.com/Pages/kyoto_wshp.html

【レッスンCDおよびATM音声ファイル】
レッスンCDのリリースはしばらく中断していますが、
来年度には新しいレッスンCDをと考えています。
またATM音声ファイル無料公開も年明けから再開する予定です。

それでは今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。

///安井 武///

「秋はどこへ行った?」講習会・ワークショップのお知らせ

メルマガ「FCJ通信2010年10月号外」

秋はどこへ行った?
何か歌の題になりそうな言葉ですが、今日の実感です。先週の土日京都ワークショップに出かけ、タクシーで北大路と仁和寺を往復したのですが、ドライバーの方と「今年の紅葉は遅くなりそうですね」などと会話を交わしました。ついこの間まで夏の猛暑のだったのに、早くも冬の気配が濃厚です。

【京都ワークショップ】
第41回目の京都ワークショップは無事終了、20年目の出発とあって心を改め新機軸を加えながら取り組みました。お陰さまで予想以上の好評をいただきありがたいことです。しばらく中断している新レッスンCDのリリースを念頭に、少しずつ新しいアイデアも取り入れてみました。

今後の日程も決まりました。
第42回:2011年5月28日・29日
第43回:2011年10月15日・16日
会場:仁和寺・御室会館大広間
詳しくは改めてお知らせ致します。

【中野教室・市川教室】
 月日  曜  会 場    
2010年度:
11月3日  休日 なかのZERO・リハーサル室{声}
11月13日 土曜 市川市文化会館・和室(4F)[ATM]
11月23日 休日 なかのZERO・多目的練習室[ATM]
12月5日 日曜 市川市文化会館・和室(4F)[声]
12月11日 土曜 市川市文化会館・和室(4F)[ATM]
2011年度:眼のレッスンが始まります
1月23日 日曜 なかのZERO・多目的練習室[眼のレッスン]
2月11日 休日 なかのゼロ・多目的練習室[眼のレッスン]
(1月・2月の市川教室日程は2ヶ月前に決まります)

なかのZERO:本館多目的練習室・リハーサル室・西館和室  
市川市文化会館:市川和室(4F)・会議室(3F) ほか
13時15分から16時45分まで(3時間30で3レッスン:A.B.C.)
【タイムテーブル】
 A:13時15分から14時15分まで60分
 B:14時30分から15時30分まで60分
 C:15時45分から16時45分まで60分
 レッスン内容によっては多少上記の時間が前後することもあります。
【講習料】 3レッスン(ABC)を通して参加する場合:¥4000-
2レッスン(ABまたはBC)参加の場合:¥3000-
1レッスン(ABCのいずれか)参加の場合:¥2000-
(以上の料金体系はATM・声のレッスン共通です)
*参加ご希望の方は必ず前日までに予約をお願いします*

ただいま中断しているATM音声ファイルの無料公開は、
新年度の早い時期に再開する予定です。ご期待下さい。

FCJ通信次号は11月上旬に発行します。

なお、この通信はFCJ会員のみなさまにメールソフトの同報機能(BCC)を使用して全会員宛に一斉にお送りしています。
会員以外の方にもご希望があればお送りしますので、連絡フォームで「メールアドレスと氏名・御住所を記入しFCJ通信希望と書いて送信下さい。

フェルデンクライス研究会・安井武

プロフィール

安井 武

Author:安井 武
フェルデンクライス研究会主宰
FCJ(Feldenkrais Club Japan)
演出家(劇団俳優座)
IFF 認定 Feldenkrais Practitioner

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